トリミングには、ブラッシング・爪切り・歯磨き・耳の掃除などがあります。
子猫のうちからケアをしておく事によってそれが習慣になり成長してもトリミングがしやすく楽にできます。
子猫にトリミング(お手入れ)をする理由
通常は、母猫が子猫を舐めて匂いを取り除いたり毛並みを整えたりしますが、母猫が居ない場合、まだ小さい子猫は自分で毛繕いをしないため飼い主がブラッシングをします。また、子猫のうちからトリミングをする事によって人にお世話される事に慣れるので、成長してからもトリミングがストレスではなくなります。
トリミングで健康チェック
猫や子猫が自分で毛繕いをしキレイな状態にしていても、たまにトリミング(お手入れ)をしてあげる事によって健康状態のチェックにもなります。トリミングはただキレイに整えるだけではなく、飼い主が毛や皮膚や爪、歯や目や耳などについて普段の健康な状態とそうでない時の変化にいち早く気付く事ができるので、時々トリミングをしてあげる事は大事なのです。
トリミングを項目に分けて説明します。
猫の爪切り・爪のケア
猫の爪切りは猫の健康や安全を守る為には欠かせません。猫は爪研ぎをするから不要と思いがちですが、室内で飼う場合は必要です。伸びた爪をそのままにしておくとカーペットやカーテン、ソファーや家具などに傷が付きますし、猫の爪が引っかかって折れてしまい怪我の原因にもなり飼い主さんにも怪我をさせてしまいます。ですので爪切りはとても大切なケアの一つです。
爪切りに必要なもの
・猫専用爪切り(ハサミタイプ、ギロチンタイプ)
・猫お気に入りのおもちゃ
・おやつなどのご褒美
爪切りの頻度
成猫➡︎3週間〜1ヶ月に1回・子猫➡︎1〜2週間に1回
爪切りのポイント
・遊びたい時や活発な時は避ける
・落ち着かない時はおやつをあげる
・後ろから抱っこし足先を持つ
・肉球を押して爪を出す
・血管から2mm先ぐらいを切る
・一度に全ての爪を切ろうとしない
・切り終えたらご褒美をあげる
猫の耳掃除
耳の中はカラダの皮膚と同じ性質でできています。皮膚からターンオーバー機能で垢が取れるのと同じで、耳の中の老廃物である耳垢も自然と外へ排出されるようになっています。しかし、耳垢など黒い汚れをそのまま放置すると耳ダニや外耳炎や感染の恐れがあります。基本的に猫の耳掃除は頻繁にする必要はありませんが、少し黒ずんでいたり汚れが気になる時は掃除をしてあげましょう。
耳掃除に必要なもの
・コットンやガーゼ
・ペット用ウェットシート
・耳洗浄液(イヤークリーナー)
・おやつなどのご褒美
耳掃除の頻度
1週間に1回程度
耳掃除のポイント
・耳の中をチェックをする
・水で濡らしたガーゼなどで優しく汚れを拭き取る
・奥までせず、汚れが見える部分だけ拭く
・汚れが取れにくい場合は耳洗浄液をガーゼに湿らせて拭く
・耳の皮膚は薄いのでやりすぎないこと
・終えたらご褒美をあげる
定期的に耳の状態やにおいをチェックする事でいつもと違う変化にいち早く気付けます。
耳垢が増える、耳がにおう、耳をよく掻いてる、耳が赤くなる、腫れてる、頭をよく振る、などの症状が出た場合は、外耳炎などの疑いがあるのですぐに動物病院へ行きましょう。
猫の歯磨き
猫の歯と口のケアは健康管理ではとても大切です。猫は人間以上に歯の汚れが溜まりやすく歯石になるスピードも早いです。歯石は歯垢と唾液のミネラルが石灰化する事でできます。歯石を放置すると人間と同じで歯周病や歯肉炎になり、悪化して歯槽膿漏になると歯が抜ける事があります。猫でも口内の問題が多いため歯磨きを習慣にし、口内を清潔に保ちましょう。
歯磨きに必要なもの
・歯ブラシ
・歯磨きシート
・歯磨きペースト(歯磨きジェル)
・おやつなどのご褒美
歯磨きの頻度
1日1回が理想。最低でも週2〜3回程度。
子猫は生後3〜7ヶ月で乳歯から永久歯へ生え変わります。
歯磨きのポイント
・猫を抱っこし下から顎を優しくもつ
・口に触れられることに慣れさせる
・猫が好む味の歯磨きジェルを用意
・まずは人差し指にジェルをつけて味に慣れさせる(口周りを触るのに慣れさせる)
・歯磨きシートを指に巻き付け歯をこする
・慣れてきたら歯ブラシで優しく磨く
・終えたらご褒美をあげる
猫が遊び疲れている時やリラックスしている時、眠そうな時が磨きやすいタイミングです。口周りに触れるのに慣れてきたら噛まれないように注意しながら、指で歯や歯茎に触れてみます。少しずつ慣らしていき、一度に磨こうとせずに猫が嫌がったらやめましょう。
歯磨きがどうしても苦手な猫や子猫もいます。歯磨きをする度暴れたり…噛まれたり…と。そんな子には無理に歯磨きをさせず、食べながら口内ケアができるものを試してみるといいかと思います。こちらは猫の口臭をサポートする無添加、無農薬の健康食品です。ご飯にかけるだけなのでとても簡単にケアができます。
猫の口内トラブルが気になる…口臭が気になる…などお悩みのある方は一度試してみてください。
以上が猫のトリミング方法になります。
飼い主さんがお手入れすることも大事ですが獣医さんに健康状態を見てもらうことも予防の一つになりますので、定期的に受診されることをおすすめします。
ブラッシング方法は下記の方で詳しく説明しておりますので詳細はご覧ください。
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