猫・子猫のブラッシング

猫はキレイ好き

猫を見ているとグルーミング(毛繕い)でカラダ全体をキレイにしている様子をよく見かけると思います。子猫のうちからブラッシングしてあげる事によって猫も習慣になり成長しても落ち着いて楽にできます。

どんな時に毛繕いをするのか

・ご飯を食べた後

食べ終わってから口の周りや前足を舐めて毛繕いをします。その理由として、猫は元々狩りをしながら過ごし敵や獲物から見つからないように防ぐ為、食べ終わって付いた匂いや汚れを毛繕いして取っていたようです。

・寝る前(リラックス)するとき

寝る前やリラックスする時にも毛繕いはよく見かけます。毛並みを舐めて整えたり自分の匂いをつける事によって安心できるようです。ベッドでいつもより長く念入りに毛繕いをしていたら、もうすぐ寝るというサインで猫のルーティーンになっていることがあります。

・不安やストレスを感じたとき

大きな物音を聞いた時やストレスを感じた時は、不安を落ち着かせようと毛繕いが増えるそうです。初めて見る人や動物、引っ越しや季節の変わり目などの原因でストレスを感じるようです。猫は無意識に毛繕いをしていますが、しすぎると一部が脱毛してしまう事があります。

子猫にブラッシングをする理由

通常は、母猫が子猫を舐めて匂いを取り除いたり毛並みを整えたりしますが、母猫が居ない場合、まだ小さい子猫は自分で毛繕いをしないため飼い主がブラッシングをします。また、子猫のうちからする事によって人にお世話される事に慣れるので、成長してブラッシングがストレスでなくなります。

ブラッシング方法

ブラシやピンブラシを使い、頭→背中→尻尾に向かって。

前片足をあげ顎下→脇→お腹→後ろ足に向かって。

優しくほぐしていきます。ピンブラシで毛のもつれや毛玉をほぐし、ブラシで抜け毛を取り除きます。強く握ったり無理に引っ張ったり強引にブラシでほぐすのはやめましょう。静電気が起こる場合はブラシを水でスプレーをすると防げます。

子猫がブラッシングを好きになるように、ブラッシングが終わった後にご褒美おやつを与えてあげるのもおすすめです。

ブラッシングの頻度

ショートヘアーの場合は ➡︎ 2〜3日に1回程度

ミディアム・ロングヘアーの場合は ➡︎ ほぼ毎日

換毛期

気温が高くなってくると毛が抜け落ち生え変わっていきます。猫は自分で毛繕いを行いますが、それだけではキレイに手入れが行き届かないのでブラッシングは必要です。換毛期は通常の倍は抜け落ち生え変わり毛が散らばったり、抜けた毛がもつれて大きな毛玉になるので、頻繁にブラッシングしてあげる事が大事です。

ブラッシングで健康チェック

ブラッシングをしながら猫のカラダを触ることで、ケガや皮膚病などの異変の変化に早めに気付く事ができます。ブラッシングをした際にいつもと違い白い粉(フケ)が出るようなら何らかの病気のサインかもしれません。他にも、脱毛がないかノミやダニなどもブラッシングをしながら確認する事ができます。

病気の予防にもなる

猫が自分でグルーミング(毛繕い)をする事によって毛は体内へ入ります。その毛のほとんどは便や吐き戻しによって排出されますが、稀に胃腸で止まってしまう場合があります。この症状を【毛球症】といい、飲み込んだ毛の塊の大きさにもよりますが、開腹手術が必要な可能性もあります。また、抜け毛を大量に飲み込む事で胃炎や食道炎のおそれがあるので、定期的にブラッシングで抜け毛を取り除くことで病気予防にもなります。

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