猫が前足を使って水を飲む

パンちゃん水の飲み方

愛猫が前足ですくって水を飲む

自宅で飼っている猫のパンちゃんですが、写真のように前足を使って水をすくい、肉球をぺろぺろと舐めながらお水を飲むんです。子猫の時は手を使わずお水が入っている容器に顔を近づけて飲んでいたんですが、ある日突然前足を使って飲むようになりました。それでもやっぱり足が濡れることが気になるのか飲みながら水気をはらう仕草をしますが、しっかり飲み続けます。猫は水が苦手なのにこの行動には何か理由があるのかなと調べてみました…

猫は水が苦手?

砂漠生まれの猫は本能で水や雨が苦手という習性を持っています。人間が雨の日に傘を持たず髪や衣服が濡れびしょびしょになってしまうと不快になると思いますが、猫も同じで濡れた被毛は猫の気持ちを滅入らせ不快にさせます。毛繕いをしきれいに保たれている被毛がびしょびしょに濡れてしまうと乾くのも毛繕いするのにもまた時間が掛かるため、水が苦手というのは猫が被毛の手入れに関してこだわりが強いことと関係しています。

猫が前足で水を飲む理由

① ひげの感度

猫のひげはとても敏感な触覚で、通常の被毛よりも深く根付いており、神経が隅々まで行き渡っている。そのため水のの入った容器が深すぎたり小さすぎたりすると、猫は頭を下げて水を飲むときにひげに圧を感じる可能性があります。

② 容器の深さの問題

容器に入る水の量がわからず足を使って水位の深さを確認したり、水面との距離を前足で確認することがあるそうです。猫が頭を下げて水を飲むという状況は、まわりの環境や視覚化ができなくなるため、特に複数の猫がいる場合では猫は頭を下げて容器の水を飲む際に不安になることがあります。

③ 容器の配置場所の問題

水の入った容器が部屋の壁際や角に近いと猫は水を飲むために部屋側に背を向けないといけなくなり、背後を監視できない状況になります。そのような場合、猫は自身の安全を優先するため頭を下げて飲むのではなく、足を使用して容器の水を飲むことがあります。また、猫によっては飲み水場所を決めておきたい猫もいるので、複数の場所に水の容器を置いてみるのもいいかと思います。猫が自分の位置をしっかりと安全確保できるように配慮してあげると猫も安心です。

④ 水遊びが好き

「猫は水が嫌い、苦手」と思われがちですが、猫の品種によっては水が好きな猫もいて、シャワーやお風呂が好きな猫もいます。海外の猫だと、水遊びばっかりしていたりプールで泳いでいたりと住んでいる地域や環境で水の好き嫌いがあるのかもしれません。

稀に、容器をひっくり返したりする場合があります。もしかしたら水が飲みづらいかもしれないので、容器を変えてみたり場所を変えたりしてあげるといいみたいです。

パンちゃんの場合は、水が入っている容器が小さかったのかなと思います。子猫のときはまだひげも長くなかったので問題なく口から飲んでいたのですが、ひげが伸び容器に当たるのが気になって口では飲めなくなったみたいです。いつも不思議に思っていたんですが、疑問が解決できて良かったです。

しかし、パンちゃんが自分の足が濡れてでも、器用に飲んでいる仕草はとっても可愛いので…容器を変えてあげたいのですが、その姿が見れなくなるのはちょっと残念ですね。。。

他にもパンちゃんの日常はコチラにも載せていますので、【パンちゃんち】ご覧ください。

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