野良猫はTNR事業により不妊去勢手術を行なった後、元々居た場所へまた返します。
繁殖を抑制する為と言いますがなぜまた同じ場所へ返すのか、それには理由があります。
不妊去勢手術後、元居た場所へ返す理由
野良猫は自分の居場所(領域)を守る習性があり、
他の地域からやって来る野良猫を受け付けないので
TNRされた猫をそのまま置いていく事で自然に防ぐ事ができます。
例えば、去勢手術後に元々居た場所に返さず他の地域へ放してしまうと
ずっと居場所(領域)を守っていた野良猫が居なくなり、
そこへ他の地域から来る野良猫が居着くようになります。
その野良猫の中には去勢手術をしていない猫ももちろんいると思います。
そうなると、メス猫はまた子供を産む。
悪循環な繰り返しで猫の数も減るどころかどんどん増えていきます…
なので、TNRされた野良猫をもと居た場所へ返すことは大事な事なのです。
不妊去勢手術を受ける猫が増えると、野良猫が増える事はありません。
時が経つと猫も寿命を迎えるので時間がかかっても確実に減っていきます。
野良猫が地域の方々の理解を得る事はなかなか難しいですが
TNR事業がもっと広まればいいなと心から思います。
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